【指宿】公衆浴場おすすめランキング7選|昭和レトロ感に興奮!

指宿温泉

歴史ある温泉やレトロな温泉文化に興味がある温泉愛好家や旅行者の方に向けて、指宿の公衆浴場と約180年以上の歴史を持つ「二月田殿様の湯」ほか7つの名湯を古いランキング順で紹介したいと思います。

昭和レトロ温泉、指宿の名湯巡り、歴史深い公衆浴場、地元に愛される癒しの湯、温泉地の成り立ちや今なお湯けむりを上げる名湯の魅力を深掘りします。

歴史ある温泉に入りながら思いはせるのも、味わい深くないでしょうか?

1,殿様の湯【194年】

殿様湯に興味のある方向けに、情報を整理して分かりやすくお伝えしたいと思います。

元禄16年(1703年)に摺ヶ浜、寛政期には長井に温泉行館を設けていた。天保2年(1831年)殿様の湯は(194年)、第10代薩摩藩主島津斉興が、別館を二月田に移し、その後斉彬ら代々の薩摩藩主の別館となり人々から「殿様の湯」と呼ばれるようになった。お湯は湯源より4つの湯壺を次々にまわり、適温になるように工夫されているそうです。

多くの藩主を癒してきた温泉で、歴史を感じながらゆっくりとお過ごしください。

cocoboo
cocoboo

余談ですが、NHKドラマで有名な天璋院/篤姫を養女にした人が、島津斉興の息子島津斉彬と言われています。

タイプ: 男湯(1槽)女湯(1槽)
泉 質:ナトリウム塩化物泉 
泉温等:源泉温度53℃ 源泉かけ流し
効 能:浴用/神経痛・筋肉痛 飲用/慢性消化器病・便秘
備 品:リンスインシャンプー・石鹸・ボディソープ・タオル

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市西方1408-27
電話:0993-22-2827
料金:大人(中学生以上)400円、小学生100円、幼児50円
定休日:毎週金曜日(祭日、お盆、年末年始の金曜日は営業)
駐車場:22台
営業時間:7:00~20:30(受付終了20:00)

2,弥次ヶ湯温泉【134年】

明治25年創業(134年】4代目のご主人【83歳)に色々説明をしていただきました。敷地内に2つの名前を持つ弥次ヶ湯温泉と大黒温泉。

✅弥次ヶ湯温泉の方は、加水出来ないかけ流し温泉なので熱い温泉だそうです。

✅大黒温泉は、加水できるかけ流し温泉ということです。

タイプ:男湯(2槽)、女湯(2槽)
泉 質:弱泡化ナトリウム
泉温等:源泉温度50°C  源泉かけ流し
効 能:肩こり/腰痛/皮膚病

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市十町1068
電話:0993-22-3030
料金:大人:400円 小学生:100円 幼児:50円
定休日:木曜日
駐車場:あり(第1駐車場・第2駐車場)
営業時間:8:00~21:00

3,東郷温泉【130年】

地元の人に愛され、130年という年月を経たという、昔ながらの温泉。平成16年に、上下水道の工事のときにリニューアルしたそうです。

鹿児島・指宿の静かな街並みに溶け込むように存在する「東郷温泉」は、観光客が行き交う華やかな温泉街とは一線を画す、地域密着型の「暮らしの湯」。

特徴は、シンプルながらも確かな泉質と、どこか懐かしさを感じさせる昭和レトロな空間。弱アルカリ性のやわらかな湯は、肌をそっと包み込むような心地よさで、湯冷めしにくく、何度でも通いたくなる魅力があります。

日常の一部として、あるいは旅の途中で立ち寄る場所として、指宿の人々にとっても特別な存在となっています。

cocoboo
cocoboo

自転車で毎日来ているよ~という奥様に聞いたところ、もう自分のうちのお風呂みたいなもんだよと言ってました。

タイプ:内湯:男湯(2箇所)、女湯(2箇所)/足湯
泉 質:ナトリウム塩化物泉
泉温等:源泉温度71.7°C加水 源泉かけ流し
効 能:神経痛・筋肉痛・腰痛・肩こり
備 品:シャンプー・石鹸

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市大牟礼三丁目16-58
電話:0993-23-4500
料金:大人350円 小学生100円 幼児50円
定休日:毎月15日と30日の午前中
駐車場:あり
営業時間:6:00~20:00

4,区営鰻温泉【124年】 

指宿の奥座敷、区営鰻温泉ってどんなところ?

指宿市の南端、鰻池(うなぎいけ)のほとりに、静かに湯けむりを上げる「区営鰻温泉」があります。ここは観光ガイドにはあまり載っていない、まさに“知る人ぞ知る”地元密着型の共同浴場。外観も中身も派手さはゼロですが、その分、素朴で肩肘張らない空気が心地よく、訪れるたびにホッとできる、そんな温泉です。

湯は地下から自噴していて、ほんのり硫黄の香りが漂う天然のかけ流し。熱めのお湯が特徴で、短時間でも体の芯からしっかり温まります。浴場の天井や壁の木の感じもレトロで味わい深く、まるで昭和にタイムスリップしたような感覚。

地元の方が生活の一部として使っているこの温泉に、旅人がふらっと混ざる。そんな自然体の交流も、鰻温泉ならではの魅力かもしれません。派手な観光地にちょっと疲れた人、素朴でリアルな温泉文化を感じてみたい人には、ぴったりの場所です。

【蒸気の特徴】

✅地熱が高く、地面のあちこちから自然に蒸気が噴き出すのが特徴

✅蒸気の熱を使って、地元の人たちは“蒸し料理”を楽しむ文化が根付いている

✅敷地内には**「蒸し場」や「蒸し釜」**があり、温泉卵や野菜をセルフで蒸すことができる

✅蒸気は硫黄を含み、温泉の香りが立ちのぼる野趣あふれる体験ができる

✅気温に関係なく、湯けむりが景観の一部となっているのも鰻温泉の風情

鰻池の湖畔にたたずむ江戸時代から続き、西郷隆盛も滞在した湯治場として知られる。 熱めの湯でシンプルな造りです。

タイプ:男湯(2槽)、女湯(2槽)
泉 質:単純硫黄泉
泉温等:源泉温度88.8℃加水  源泉かけ流し
効 能:皮膚病/神経痛/病後回復など

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市山川成川6517
電話:0993-35-0814
料金:大人(中学生以上)300円 小学生100円 乳幼児50円
定休日:毎月第1月曜日(祝日の場合は翌月曜日)
駐車場:あり
営業時間:6月~9月8:00~13:00/15:00~20:00・10月~5月8:00~20:00

5,河原温泉こらん湯【100年】

観光地として有名な指宿の中でも、ちょっと渋めな存在なのが「河原湯温泉(こらんの湯)」。

地元の人たちに長年親しまれている温泉で、派手さはないけど“等身大の温泉”って感じ。

浴槽は小さめだけど、お湯は本格派。ほのかに香る硫黄と、トロッとしたやわらかい泉質で、じんわり体があったまる。タイル張りの壁や年季の入った造りも、「温泉通」にはたまらないポイントかも。

地元の人が普通に通ってるから、観光スポットというより“暮らしの一部”。旅行で立ち寄るなら、ちょっと時間をゆっくりと使って、肩の力を抜いて浸かってみると。温泉の本質って、こういう場所にあるのかも…と思わせてくれる、そんな味のある温泉です。

泉 質:塩化物泉
効 能:筋肉痛,関節痛,五十肩,運動麻痺,うちみ,慢性消化器病

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市東方7582番地
電話:0993-24-255
料金:大人300円、小学生以下100円
定休日:年中無休
駐車場:あり
営業時間:7:00~19:00

6,村の湯【80年】

昭和20年5月頃、今次大戦の天王山であった沖縄侵攻中の敵艦隊に対し、当時指宿海軍基地の勇士等が唯祖国の必勝を期し心おきなく当温泉場で身体を清めた後、勇躍特攻出撃して従った忘れ難き歴史的温泉であります。

泉 質:アルカリ性明ばん泉
泉温等:源泉温度75°C
効 能:胃腸病/切り傷など
備 品:石けん、シャンプーなし

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市大牟礼三丁目-16-2
電話:0993-23-3713
料金:大人:350円 子供:100円 幼児:50円
定休日:年中無休
駐車場:あり
営業時間:8:00~22:00

 7,里の温泉吉乃湯

和洋2種類の内湯、露天風呂が男女日替わりで楽しめます。庭には四季の花が植えられ、季節を感じながらのんびりと入れる銭湯です。月に数回イベント湯(コーヒー風呂など)を楽しめます。

タイプ:内湯/男湯(1)女湯(1) 露天風呂/男湯(1)女湯(1)
泉 質:ナトリウム塩化物泉
泉温等:源泉温度72°C 加水 源泉かけ流し
効 能:神経痛・筋肉痛・皮膚病・肩こり
備 品:ドライヤー

鍵付ロッカー/休憩室(1室)/テレビ/マッサージ機/自動販売機/消毒液設置

🔎 基本情報(地図・駐車場・営業時間)

住所:鹿児島県指宿市湯の浜四丁目2-41
電話:0993-22-3556
料金:大人350円 小学生150円 幼児80円 3歳未満無料
定休日:毎週木曜日
駐車場:あり
営業時間:14:00~21:30(受付終了 21:00)※7・8・9月は、15:00~21:30

①入浴前にコップ一杯の水分補給
発汗による水分不足の予防になります。
②かけ湯(かぶり湯) 
体の汚れを洗い流し、湯の温度に体を慣らす効果があります。 
特に寒い時期には、手足をぬるいお湯から徐々に暖かくしてかけ湯をしてください。 (血圧は入浴前に最大になります)
③お湯への出入りはゆっくり
特にお湯から出る時はゆっくりしてください。 温熱刺激で末梢血管が拡張し、水圧により血管が圧迫されているため入浴中に低血圧になることは少ないですが、 お湯から出ると水圧がなくなるため低血圧を起こしやすくなります。
④水位は胸まで
肩まで入ると心臓への負担が大きくなります。胸まで入り、手で肩にお湯をかけてください。 どうしても肩まで入りたい時は寝湯、または浮き湯(頭を浴槽の渕に乗せ、体を浮かせて横たわる)で利用してください。
⑤汗をかいたらお湯から出る
汗をかくことは運動したのと同じように体のエネルギーを使ったことを意味しています。 体を休め、ぬるめのお湯で汗を流してください。お湯への出入りは2~3回を目安にしてください。
⑥お湯から上がるとき
ナトリウム塩化物泉(弱食塩泉)ですので、そのまま拭いてあがれば保湿効果が持続します。
⑦湯上りのあとで
リラックスして気持ちのいい状態になっていますが、体は疲労しています。 できれば30~60分程度は体を休めるようにしてください。水分補給も忘れないでください。 ノンビリした環境で美味しい食べ物も楽しんでください。

指宿の公衆浴場は、140年の時を超えて今も湧き続ける名湯の宝庫です。

なかでも「殿様の湯」をはじめとする7つの温泉は、歴史と風情を肌で感じられる“生きた温泉遺産とも言えるでしょう。

それぞれの温泉が持つ独自の物語と、地元の人々に愛され続ける理由を辿れば、ただの温泉巡りでは終わらないはず。

時代を越えて受け継がれる癒しの湯に浸かり、指宿の温泉文化を体感してみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました