この記事は「温泉に行ってみたいけれど、どこが自分に合っているのかわからない」という方に向けて書いています。
肌の調子を整えたい、美容にいい湯に入りたい、リフレッシュしたい…そんなお悩みに“泉質”からアプローチする、温泉ソムリエ直伝の選び方をお届けします!


温泉って、どれも同じじゃないの?
「温泉なら、どこに入ってもポカポカするし…」と感じていませんか?
実は、お湯の中に含まれる**成分の種類や濃度=泉質(せんしつ)**が違うだけで、効き方や肌触りが全然違うんです。
温泉を選ぶ際、「泉質」を意識することで、美容にも健康にもぐっと効果的になります。
泉質とは?温泉ごとの“お湯のキャラ”
温泉のお湯って、実は“性格”があるんです。
おとなしいタイプもいれば、ちょっとクセが強めの子も(笑)。
例えば、塩化物泉は「熱をギュッと閉じ込める保温のプロ」。
逆に単純温泉は、まるで“優しすぎるお湯”で、どんな人にも合う懐の深さがあります。
一度でも「なんだかこのお湯、肌ざわり違うな…」と感じたことがあるなら、それが“泉質”の力。
効能がピタリと合えば、旅の満足度が一段とアップすること間違いなしです。
単純温泉|赤ちゃん肌にもやさしい“ふわ湯”
成分が少なめで、クセのない肌ざわりが特徴。
刺激が少なく、子どもや高齢の方でも安心して入れる“万人向けのやさしいお湯”です。
おすすめ:霧島さくらさくら温泉
- 疲れているけど敏感肌の人
- お風呂の温もりでリラックスしたい人
塩化物泉|湯冷めしにくい“あたため名人”
入ったあとに汗が引きにくく、「ずっとポカポカが続く…!」と感じたことはありませんか?
これは、肌の表面に“塩の膜”ができて熱を逃さないから。
まるで「温泉バリア」をまとったような感覚です。
おすすめ:指宿砂むし温泉 白水館【泉質 塩化物泉:自家源泉】
- 冷え性
- 肩こり・腰痛に悩んでいる方
- 湯冷めしたくない冬の旅
炭酸水素塩泉|美肌派に人気の“重曹の湯”
入浴中、肌がぬるっとやわらかくなるのを感じたら、重曹成分が肌の角質をやさしく落としている証拠。
別名「クレンジングの湯」とも言われ、湯上がりはしっとりつるつる!
おすすめ:妙見温泉ねむ【ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー炭酸水素塩泉】
- くすみが気になる肌
- スキンケアにこだわりたい方
- 入浴で“角質ケア”したい方
硫黄泉|独特のにおい=効いてる証拠?
温泉のイメージといえば「卵のような匂い」=硫黄泉。
この硫黄成分は、殺菌・血行促進・糖代謝促進など多くの効果があるとされます。
ただし、金属製アクセサリーは変色しやすいので外して入りましょう。
おすすめ:①霧島 旅行人山荘【単純温泉・ 硫黄泉】②指宿区営うなぎ温泉【単純硫黄泉】
- 湯治気分でじっくり入りたい方
- ニキビ・肌荒れに悩む方
- 高血圧や動脈硬化が気になる方


二酸化炭素泉|“血行ポカポカ系”の隠れ湯
実は珍しい泉質のひとつ。お湯に小さな泡がついていたら、それは炭酸ガス!
血行が促進されて、冷え性や疲労感にも。
おすすめ:指宿こころの湯【二酸化炭素泉】
- 血圧が気になる方
- 手足の冷えが強い方
- シャキッと元気を取り戻したい方
温泉で得られる「5つのチカラ」
泉質による成分だけでなく、温泉そのものが持つチカラも見逃せません。
効果名 | 具体的に何がいいの? |
---|---|
温熱効果 | 血行が促進され「コリ」や「だるさ」に効果があり新陳代謝が高まることで体内の老廃物の排泄を促すデットクス効果があると言われています。(個人差によって違います) |
水圧効果 | 全身に水圧がかかり内臓が刺激され、水圧によるポンプアップ効果で足先の血液やリンパの流れが促進されやすい。 |
浮力効果 | 重力により身体のかかっている負荷が軽減される効果、日々私達の身体を支えてくれている関節と筋肉をリフレッシュします。 |
薬理効果 | 皮膚から成分が吸収され、体質改善にも一役 |
睡眠改善効果 | 副交感神経が優位になり、自然な眠りにつながる |
【あなたに合う泉質は?】カンタン診断チャート
今の悩みは何ですか?
🟨 肩こり・腰痛・冷え → → 塩化物泉・硫酸塩泉
🟩 お肌をすべすべにしたい → → 炭酸水素塩泉
🟥 湯上がりにしっとり感がほしい → → 硫黄泉・塩化物泉
🟦 ストレスがたまっていてリフレッシュしたい → → 単純温泉・二酸化炭素泉
入浴時の注意点|気をつけたいポイント3つ
- 長湯に注意!
泉質によっては、のぼせやすいものもあります。最初は5〜10分程度を目安に。 - 体調に合わせて選ぶ
高血圧・妊娠中・皮膚疾患がある方は、事前に泉質チェック&医師相談を。 - アクセサリーは外す
特に硫黄泉や鉄泉は、金属に影響を与えることがあります。
【Q&A】温泉ソムリエがよく聞かれる3つの質問
Q. 美肌に一番おすすめなのは?
👉 炭酸水素塩泉。皮脂を落としつつ、しっとりした仕上がりに。
Q. 湯冷めしない温泉って?
👉 塩化物泉がおすすめ。肌に膜を作って熱を閉じ込めてくれます。
Q. リラックス重視なら?
👉 単純温泉がベスト。クセが少なく、神経をゆるめてくれます。
まとめ|“泉質”を味方に、もっと深い温泉旅を
温泉はただのお風呂じゃありません。
それぞれのお湯が持っている“個性”を知ることで、癒し・美容・健康すべてにアプローチできる「天然の処方箋」に変わります。
今日のあなたに必要なのは、しっとり潤う湯? それとも芯から温めてくれる湯?
泉質をヒントに、自分にぴったりの温泉を選んでみる。
それだけで、旅がぐっと深くて特別な時間になるはずです。
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