温泉やサウナに行くとき、「何を持って行けばいいの？」「服装はどうすれば快適？」と迷った経験はありませんか？実は、現地での快適度は事前準備でほぼ決まるといっても過言ではありません。
この記事では、温泉派・サウナ派の両方の方達に役立つ持ち物と服装を、季節別ポイントやプロのアドバイスとともにご紹介します。次の温泉旅や日帰り入浴の前に、ぜひチェックしてみてください。
最後に、共通アイテム・専用アイテムまで分けた比較表で、持ち物の整理もラクになります。
温泉で役立つ持ち物
速乾タオル（フェイス＆バスタオル）
- 理由：軽く乾きが早いタオルは、湯めぐりや連泊旅行で活躍。
- 選び方：マイクロファイバーや高吸水綿素材。
- 使い方：フェイスタオルは湯船用と拭き用の2枚を用意すると清潔。
詰替え用シャンプー＆ソープ
- 理由：備え付けが肌や髪に合わない場合がある。
- ポイント：液漏れ防止キャップ付きが安心。香りを統一すると湯上がり後のリラックス感UP。
保湿ミスト＆クリーム
- 理由：温泉成分によっては肌の油分を奪うことも。
- 泉質別：硫黄泉→油分多め、炭酸泉→さっぱりタイプ。
水分補給用ドリンク
- 理由：長湯や露天風呂での発汗に対応。
- おすすめ：ミネラル入りスポーツドリンク。自販機に頼らずに済みます。
折りたたみスリッパ
- 理由：館内や休憩所の移動時に足元を清潔に保てる。
メッシュ温泉バッグ
- 理由：濡れたタオルや着替えを通気よく持ち運べる。
- シーン：日帰り温泉巡りや共同浴場で重宝。
防水ポーチ
- 理由：ロッカーキー・スマホ・小銭を濡らさず持ち運べる。
- ポイント：温泉街散策にも使えるショルダータイプも便利。
温泉向け服装の基本
- 脱ぎやすい服：前開きシャツや伸縮性パンツで更衣をスムーズに。
- 靴下は薄手：履き替えやすく湯上がり後の蒸れ防止。
- アクセサリーは外しやすく：金属の変色ややけど防止。小袋を用意して保管。
季節別｜温泉服装の工夫
- 春：昼夜の気温差が大きいため、軽いカーディガンやパーカーを用意。
- 夏：通気性の良い服、速乾素材のインナー。UVカットの羽織も便利。
- 秋：朝晩は冷えるため、ストールや薄手ジャケットを持参。
- 冬：防寒重視＋館内で脱ぎやすい重ね着。湯上がりの冷え防止に厚手靴下やレッグウォーマー。
サウナで役立つ持ち物
サウナハット
- 理由：高温から頭皮や髪を守り、のぼせ防止に。
- 選び方：羊毛やリネン素材が◎。
防水サウナ時計
- 理由：入り過ぎ防止と時間管理。
- ポイント：耐熱・防水機能のあるアナログやデジタル。
スポーツドリンク
- 理由：大量発汗による脱水・ミネラル不足対策。
- タイミング：サウナ前後で少量ずつ。
耳栓
- 理由：熱気や音を軽減。集中して“ととのう”時間を確保。
小型扇風機
- 理由：外気浴や休憩中にクールダウン。
- 選び方：USB充電式・軽量タイプ。
フェイスタオル複数枚
- 理由：汗拭き用、マット代用、冷却用など使い分け。
サウナ向け服装の基本
◾吸汗性のあるインナー：綿や速乾素材で快適さをキープ。
◾髪はまとめる：サウナハットやタオルで保護。
◾羽織もの：休憩所や外気浴で体温差を調整。軽くて保温性のあるものが理想。
チェックリスト｜温泉＆サウナ
| アイテム | 温泉 | サウナ |
|---|---|---|
| 速乾タオル | ☐ | ☐ |
| 防水ポーチ | ☐ | ☐ |
| 詰替え用シャンプー | ☐ | – |
| 保湿ミスト | ☐ | ☐ |
| 水分補給ドリンク | ☐ | ☐ |
| 折りたたみスリッパ | ☐ | – |
| メッシュ温泉バッグ | ☐ | – |
| サウナハット | – | ☐ |
| 防水サウナ時計 | – | ☐ |
| 耳栓 | – | ☐ |
| 小型扇風機 | – | ☐ |
| フェイスタオル複数枚 | ☐ | ☐ |
温泉ソムリエからの一言
温泉は泉質や季節によって持ち物が変わります。硫黄泉や酸性泉では肌の油分が奪われやすいため、油分を多めに含んだ保湿アイテムが必須です。炭酸泉では湯冷めを防ぐための羽織ものを準備しましょう。泉質に合わせた工夫こそが、湯上がりの快適さを高める秘訣です。
サウナ愛好者からの一言
サウナでは汗をかいた後の肌が乾きやすいので、保湿ミストやオイルを持っていくと“ととのい”の余韻がさらに心地よく続きます。冬は外気浴後に羽織れるブランケットがあると格別。準備ひとつで、ととのい体験がワンランク上に変わりますよ。
温泉とサウナの比較表
| カテゴリー | 温泉 | サウナ |
|---|---|---|
| 共通アイテム | 速乾タオル、防水ポーチ、保湿ミスト＆クリーム、水分補給用ドリンク、フェイスタオル複数枚 | 速乾タオル、防水ポーチ、保湿ミスト＆クリーム、水分補給用ドリンク、フェイスタオル複数枚 |
| 温泉専用アイテム | 詰替え用シャンプー＆ソープ、折りたたみスリッパ、メッシュ温泉バッグ | なし |
| サウナ専用アイテム | なし | サウナハット、防水サウナ時計、耳栓、小型扇風機 |
| 服装の基本 | 脱ぎやすい前開き服、薄手靴下、アクセサリーは外す | 吸汗性インナー、髪まとめ、軽量羽織もの |
| 季節の工夫 | 春：羽織もの／夏：通気性服＋速乾インナー／秋：ストールやジャケット／冬：防寒重ね着＋靴下 | 季節より室温差重視。外気浴用の羽織ものを持参 |
まとめ
温泉とサウナは似ているようで、持ち物や服装にはしっかりと違いがあります。
共通アイテムは一式そろえておくと、どこへ行く時も安心。
専用アイテムは目的地や季節に合わせて選ぶことで、快適さがぐっと上がります。
準備は、ただの忘れ物防止ではありません。
これからの時間を思い描きながら、自分にぴったりの道具を選ぶ——それも旅の楽しみのひとつです。
自分だけの「湯けむり支度帳」を作り、忘れ物ゼロで向かえば、温泉もサウナももっと心地よく、もっと特別な時間になります。
※本記事の内容は、筆者が実際に訪れた体験や一般的な泉質の特徴をもとにまとめたものです。
効能や効果の感じ方には個人差があり、医療的な根拠を示すものではありません。
入浴や旅行の際は、ご自身の体調に合わせてお楽しみください。
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