【鹿児島・指宿】吉乃湯体験記|塩化物泉とバラ湯のある地元銭湯の魅力

吉乃湯|塩化物泉とバラ湯 温泉レビュー

このブログは、観光地のにぎわいからちょっと離れて、“地元に溶け込むような温泉時間”を探しているあなたに向けて書いています。

「ばら湯の日もあるらしい」と聞いて、ちょっぴり期待しながら訪れた指宿の公衆浴場『里の温泉 吉乃湯』。結果から言えば、私が行った日は“通常営業”でした。けれども、肩の力がふっと抜けるような、やさしい時間が流れていて。

この記事では、そんな“ばら湯じゃない日”の吉乃湯の魅力と、そこで出会った意外な発見を、リアルな体験を通してお届けします。

【この記事で分かること】

  • 月の数回のイベント湯(コーヒー湯)
  • リーズナブルな入浴料
  • 和風風呂と洋風風呂2つが週替りで入れ替わる
  • 不定期なばら湯
  • 泉質・効能・泉温度
  • アクセス・基本情報
  • まとめ

吉乃湯知る人ぞ知る!奥に長~く深い!

運営者
運営者

正面から見たら小さいお風呂?と思った!ところが受付から一歩奥に出たら、長~い通路があり、手前に男風呂、奥が女風呂中に入ると、えぇ~とびっくり!広い!奥が広い土地でした。

観光地っぽさゼロが魅力、住宅街に潜む銭湯スタイル

撮影箇所:吉乃湯露天風呂 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯露天風呂 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

和洋2種類の内湯、露天風呂が男女日替わりで楽しめます。庭には四季の花が植えられ、季節を感じながらのんびりと入れる銭湯です。月に数回イベント湯(コーヒー風呂など)を楽しめます。

『吉乃湯』は、指宿駅から歩いて15分ほどの住宅街の中にぽつんと現れる、「ゆっくり入れる温泉」白い建物の公衆浴場。ちょっとホテルっぽい見た目だけど、れっきとした地元密着の温泉です。

看板も控えめで通り過ぎ注意

外観は平屋建ての渋めな建物。看板も大きくなく、ナビがないと見逃しそうな控えめな存在感です。駐車場は5~6台ほどで、地元ナンバーの車が並んでいる光景が印象的でした。

撮影箇所:吉乃湯入口 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯入口 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

脱衣所で感じた「ふだん着」の安心感

撮影箇所:吉乃湯温泉分析表とお知らせコーナー 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯温泉分析表とお知らせコーナー 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

訪れる前からほっとする価格設定

入り口を入るとすぐに受付があり、券売機で入浴券を購入。大人300円という良心価格も相まって、思わず「ありがたい…」と声が出そうになりました。

香りに包まれて勘違いも微笑みに

撮影箇所:吉乃湯温泉脱衣所 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯温泉脱衣所 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

脱衣所は古さを感じさせる木造造りですが、掃除が行き届いていて清潔感あり。中に入ったとき、ふわっとしたやさしい香りがして「え?今日はバラ湯!?」と一瞬思ったのですがどうやら気のせいだったようです(笑)。

でもそんなささやかな勘違いすら、ゆるやかな時間の流れに溶け込んで、自然とリラックスできる雰囲気がありました。

湯船と泉質のギャップに驚き

日替わりで楽しめる2種類の浴室

撮影箇所:吉乃湯温泉洋風内湯 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯温泉洋風内湯 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

吉乃湯には、「和風風呂」と「洋風風呂」の2種類があり、日によって男女が入れ替わるシステム。

ここがすごいのは「日替わり」で浴室のテーマが変わること。今日は洋風、明日は和風、その次は“ばら湯”だったり。

茶色く染まる浴槽が語る成分の濃さ

撮影箇所:吉乃湯温泉和風内湯 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯温泉和風内湯 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

私が入ったのは和風風呂。内湯には大人が4〜5人入れる湯船と、小さな露天風呂がありました。浴槽の縁が茶色く染まっているのが、成分の濃さを物語っています。

塩気あり!熱めの湯に“効いてる感”

無色透明ながら、塩気を感じる塩化物泉。湯温は熱めで、肩までつかるとピリッと効いてくる感じ。湯上がりはぽかぽかというより「ほてほて」に近いくらいで、寒い季節にはぴったりの温泉です。

実は存在する“バラ湯の日”とは?

地元密着の銭湯でまさかの優雅さ

私が行った日は通常営業でしたが、あとで調べてみると、吉乃湯では不定期で「ばら湯の日」があるそうです。

香りと彩りが広がる、非日常のひととき

湯船に真紅のバラがふわりと浮かび、湯気とともにほのかな香りが漂うそんな演出が、なんとこの地域密着型の銭湯で体験できるとのこと。

出会えたらラッキーな特別体験

毎日あるわけではなく、運が良ければ出会える“ちょっと特別な日”。この情報を知ってしまったからには、次はその日を狙って行きたい!と素直に思いました。

運営者
運営者

花の中で薔薇が一番好きなので、今度はちゃんと確認をしてから、ばら湯に挑戦したいと思います。その時は更新させていただきます!

地元民との距離感が近い、癒しの湯

自然体でくつろぐ常連さんたち

撮影箇所:吉乃湯温泉和風内湯洗い場 
撮影者:運営者 
撮影日:2025/7/8
撮影箇所:吉乃湯温泉和風内湯洗い場 撮影者:運営者 撮影日:2025/7/8

浴室では、地元のご婦人方が世間話をしていて、どこか懐かしい空気感。大声を出す人もおらず、互いにスペースを保ちつつ、ゆるやかに時間が流れていきます。

泉質:ナトリウム塩化物泉

効能:筋肉痛/神経痛/皮膚病/肩こりなど

泉温度:源泉温度72°C 加水 源泉かけ流し

運営者
運営者

今日もぬっかな~(暑いですね~)」「じゃっどな~(そうですね~)」鹿児島の方言は落ち着きますね~

アクセス・基本情報

観光客向けのサービスや派手な演出はないけれど、だからこそ“本当の温泉の良さ”に触れられる気がしました。

施設名里の温泉 吉乃湯(さとのおんせん よしのゆ)
住所鹿児島県指宿市十町2234
電話0993-22-3556
営業時間6:00〜22:00(最終受付 21:30)
定休日基本無休(臨時休館あり)
料金大人 390円/小学生以下 150円
設備シャワーブース・ドライヤー無料・ロッカー有
備品シャンプー・石鹸なし(持参推奨)
駐車場約6台無料

まとめ|バラがなくても、ちゃんと癒された

結論から言えば、私が体験した吉乃湯は「ばら湯」じゃない日。それでも十分に満たされました。肩の力が抜けるような脱衣所の空気。熱めで効く、塩気のある湯。そして、どこかゆるくてあたたかい地元の人との距離感。

バラは浮いてなかったけど、心がふわっと軽くなるような温泉体験でした。次回はぜひ、“ばら湯の日”にリベンジしたいと思います!

※本記事の内容は、筆者が実際に訪れた体験や一般的な泉質の特徴をもとにまとめたものです。
効能や効果の感じ方には個人差があり、医療的な根拠を示すものではありません。
入浴や旅行の際は、ご自身の体調に合わせてお楽しみください。

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