「温泉は冬に入るもの」と思っている方はいませんか?
実は、夏こそ温泉を心地よく楽しめる季節でもあります。ぬるめの湯でゆっくり過ごしたり、高原の涼しい空気の中で露天風呂を楽しんだり、泉質の違いに注目して自分に合う温泉を選んだりと、暑い時期ならではの魅力があります。
この記事では、「暑い夏でも温泉を楽しみたい方」や「南九州の温泉に興味がある方」に向けて、温泉ソムリエの視点から、夏温泉を快適に楽しむ5つのコツをご紹介します。
【この記事でわかること】
・夏の温泉を快適に楽しむ5つのコツ
・ぬる湯・高原温泉・露天風呂の楽しみ方
・南九州で夏におすすめの温泉地
・泉質の違いを踏まえた温泉の選び方
・温泉とグルメを組み合わせた夏旅の楽しみ方
楽しむコツ①|ぬる湯で“長湯リラックス”を楽しむ
夏におすすめなのは、36〜38℃前後のぬる湯。熱すぎないので息苦しくならず、30分以上じっくり浸かることができます。
ぬる湯は自律神経を整える
36〜38℃前後のぬる湯は、体への負担が少なく副交感神経を優位に。リラックスしながら入れるため、心身が落ち着きます。
夏バテ防止にも効果的
ぬる湯で30分以上浸かると、じんわりと汗をかき、体温調整がスムーズに。夏バテの予防にも効果的です。
体験談
実際に霧島の妙見温泉でぬる湯に浸かったとき、最初は「ちょっと物足りないかな」と感じましたが、20分ほどで体がじんわり温まり、気づけば汗がじっとり。湯上がりは体が軽く、夜はぐっすり眠れました。
おすすめスポット
妙見温泉(鹿児島・霧島)や湯之元温泉(日置市)は、夏にぴったりの“ぬる湯スポット”。観光とセットで立ち寄れます。
楽しむコツ②|高原温泉で涼しく過ごす(避暑)
標高の高い場所にある温泉地は、夏でも平均気温が低め。えびの高原(宮崎)や霧島温泉郷(鹿児島)は、天然の涼風が吹き抜ける快適な避暑地です。
標高が高いと気温が低い
標高600〜1200mにある温泉地は、真夏でも20℃前後。市街地より涼しく、天然の避暑地になります。
トレッキングとセットで楽しむ
高原温泉は森林浴や登山との相性も抜群。汗をかいた後に入浴すれば爽快感も倍増。
星空を眺める非日常体験
夜は涼風の中で露天風呂に浸かり、満天の星空を眺める時間は格別です。えびの高原(宮崎)や霧島温泉郷(鹿児島)が代表格。
楽しむコツ③|泉質で選ぶ“夏肌ケア”
夏は汗や皮脂が増え、毛穴の詰まりや肌荒れが気になる季節。そんな時こそ泉質を選んで入浴しましょう。
硫黄泉で毛穴すっきり
硫黄泉は古い角質や皮脂を落としやすく、毛穴ケアに効果的。汗や皮脂が増える夏に最適です。
炭酸泉で血行促進
細かな炭酸の泡が血流を促し、代謝を高めます。夏バテ防止や疲労回復にもおすすめ。
重曹泉でなめらか美肌
炭酸水素塩泉(重曹泉)は“美肌の湯”として知られ、肌をなめらかに整えてくれます。南九州なら吉松温泉で体験できます。
南九州なら、霧島の硫黄泉や吉松温泉の炭酸泉が夏の肌ケアにおすすめです。
楽しむコツ④|夜風でクールダウンする
夏の温泉は、湯上がりに外の涼しい風を浴びるのが最高。特に夜は気温が下がり、火照った体に心地よく感じられます。
体験談
湯之元温泉で入浴後に体は芯から温かいのに火照りがすっと引いて、心まで落ち着きました。
体温調整がスムーズに
湯上がりに外の涼しい風を浴びれば、火照りが落ち着き深い眠りにつきやすくなります。
レトロな街並みを楽しむ

古い商店や路地の風情を眺めながら歩くことで、温泉街ならではの旅情を味わえます。
楽しむコツ⑤|湯上がりグルメを楽しむ
夏温泉の仕上げは、ご当地グルメ。温泉と食事をセットにすると旅の満足度がぐっと高まります。
体験談
霧島温泉に入った後、地鶏の炭火焼をいただいたのですが、香ばしさとジューシーさが湯上がりの食欲を倍増。鹿児島では黒豚とんかつ、宮崎ではチキン南蛮など、地元グルメと組み合わせると最高の締めになります。
鹿児島なら黒豚と地魚ランチ
ボリューム満点の黒豚とんかつや新鮮な魚料理でエネルギー補給。温泉後のご当地グルメは格別です。
宮崎なら地鶏やチキン南蛮
香ばしい地鶏の炭火焼やジューシーなチキン南蛮は、宮崎温泉旅の定番。
カフェスイーツやかき氷で仕上げ
温泉街のカフェで食べるかき氷やスイーツは、湯上がりの火照りを冷ましてくれる“最高の締め”。
「温泉+グルメ」で、心もお腹も満たされる夏旅が完成します。
南九州のおすすめ温泉比較(泉質・特徴で選ぶ)
温泉は「なんとなく有名だから」で選ぶよりも、泉質や特徴を知って選ぶことで、満足度が大きく変わります。
特に夏は、「ぬる湯かどうか」「高原かどうか」「泉質の刺激の強さ」などを意識するだけで、快適さがまったく違ってきます。
ここでは南九州の代表的な温泉を、泉質・特徴・おすすめ施設ごとに整理しました。自分に合った温泉選びの参考にしてみてください。
温泉地別 比較表
温泉は「なんとなく有名だから」で選ぶよりも、泉質や特徴を知って選ぶことで、満足度がぐっと高まります。
特に夏は、「ぬる湯かどうか」「高原かどうか」「泉質の刺激の強さ」などを意識することで、より快適に楽しめます。
ここでは南九州の代表的な温泉を、特徴や泉質ごとにわかりやすくまとめました。自分に合った温泉選びの参考にしてみてください。
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| 温泉地 | 特徴 | 泉質 | 特徴・感じ方 | おすすめ施設 |
|---|---|---|---|---|
| 妙見温泉(鹿児島) | 川沿いのぬる湯で長湯しやすい | 単純泉・炭酸水素塩泉(重曹泉) | 肌あたりがやわらかく、ゆっくり入りやすい | 秀水湯・妙見石原荘 |
| 湯之元温泉(鹿児島) | 開湯1200年の歴史ある温泉地 | ナトリウム-塩化物泉 | 湯上がり後も体が温かく感じやすい | 温泉センター・元湯 |
| えびの高原温泉(宮崎) | 標高1200mの涼しい避暑地リゾート | 単純泉・硫黄泉 | 自然の中でリフレッシュしやすい環境 | えびの高原荘・白鳥温泉 |
| 霧島温泉郷(鹿児島) | 白濁した硫黄泉が特徴 | 硫黄泉(硫化水素型) | 温泉らしい香りと雰囲気を楽しめる | 旅行人山荘・さくらさくら温泉 |
※記載内容は一般的な泉質の特徴や筆者の体験に基づくもので、感じ方には個人差があります。特定の効果を保証するものではありません。
特徴別のおすすめ(温泉ソムリエ視点)
肌をすっきり整えたい方に → 妙見温泉・霧島温泉郷
重曹泉や硫黄泉は、さっぱりとした入浴後の感覚を楽しみたい方に向いています。
体をぽかぽか温めたい方に → 湯之元温泉
塩化物泉は、入浴後も温かさが持続しやすく、冷えが気になる方にも好まれています。
ゆっくりリフレッシュしたい方に → 妙見温泉・えびの高原温泉
ぬる湯でのんびり過ごせる妙見温泉と、涼しい自然環境のえびの高原温泉は、気分転換にもぴったりです。
落ち着いた環境でゆったり過ごしたい方に → えびの高原温泉
自然に囲まれた環境の中で、静かに過ごしたい方に向いている温泉地です。
まとめ|泉質別におすすめの過ごし方
重曹泉(妙見温泉)
→ ぬるめのお湯でゆっくり浸かることで、やさしい肌あたりと心地よい入浴時間を楽しめます。
塩化物泉(湯之元温泉)
→ 入浴後も温かさが続きやすく、夜のリラックスタイムにも向いています。
硫黄泉(えびの高原・霧島温泉郷)
→ 香りや温泉らしい雰囲気を感じながら、無理のない範囲で時間を分けて入るのがおすすめです。
泉質ごとの特徴に合わせて入り方を工夫することで、より心地よく温泉時間を楽しめます。
「今日はのんびり過ごしたい日」「今日は気分転換したい日」など、その日の気分に合わせて温泉を選ぶのも楽しみ方のひとつです。
※本記事の内容は、一般的な泉質特性や筆者の体験をもとにまとめたものです。感じ方・効果には個人差があり、医療的根拠を示すものではありません。





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