「自然に囲まれた静かな温泉で、心も体も癒やされたい」
そんな方におすすめなのが、霧島・妙見温泉郷にある日の出温泉きのこの里です。
天降川の渓谷に寄り添うように建つこの温泉は、川のせせらぎをBGMに、源泉かけ流しの湯を楽しめる知る人ぞ知る名湯。
入浴料300円とは思えない、満足度の高い温泉体験が待っています。
本記事では、温泉ソムリエの視点から、きのこの里の特徴・泉質・入浴体験・宿泊・周辺観光まで、実体験をもとに詳しく紹介します。
日の出温泉きのこの里 泉質レビュー|美人の湯・炭酸水素塩泉の魅力

日の出温泉きのこの里の泉質は、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉です。この地域の温泉の特徴を色濃く持つ、非常に優れた泉質として知られています。
この「炭酸水素塩泉」は、別名「重曹泉」とも呼ばれ、古い角質や毛穴の汚れをやさしく洗い流す作用があるとされています。そのため、「美人の湯」「清涼の湯」として親しまれています。
入浴後は、肌表面がすっきりと整うような感覚があり、さっぱりとした湯上がりが印象的でした。
ただし、洗浄力が高い分、湯上がり後は保湿ケアを意識すると安心です。
また、特筆すべきは、鉄分やメタケイ酸が豊富に含まれている点です。メタケイ酸は天然の保湿成分と言われ、肌の新陳代謝を促進し、水分バランスを整えるセラミドの働きを助ける効果が期待できます。湯上りの「湯冷めしにくさ」もこの鉄分によるものです。
日の出温泉きのこの里の楽しみ方|絶景と交互浴のすすめ
半露天のような開放感|川のせせらぎに癒やされる時間
日の出温泉きのこの里のお風呂は内湯のみですが、壁一面に設けられた大きな窓と、切り立った渓谷に面した造りにより、圧倒的な開放感を誇ります。季節ごとに移り変わる木々の緑、秋の紅葉、そして眼下に流れる天降川の清流を眺めながら入る温泉は、もはや「半露天風呂」と呼ぶにふさわしい癒やしの空間です。
内風呂は、あつ湯とぬる湯(ぬる湯でも熱め)のお風呂が、間の仕切りで一つのお風呂になっています。露天は水風呂でした。

まずあつ湯に手をいれて「あつっ!」ぬる湯も、わたしにとっては熱めでしたけど一時入ってたら心地よい暖かさで、お湯のぬめりが、肌にまとわりつきお湯に包まれてる感じがして身を委ねてじっくりと浸かると、肌はキュッと引き締まりながらも、しっとりとした優しい感触でした。ぬる湯で慣れた後、あつ湯に入ったら最初の熱さがなく普通に入れました。まさに「生きた温泉」が、300円で楽しめることに、感動を覚えました。
渓流を見下ろす水風呂|交互浴で爽快感を楽しむ

温泉通の間で密かに人気なのが、浴室の外、ウッドデッキに設置されたステンレス製の水風呂です。これは、裏山から湧き出る冷たい湧き水を利用した一人用の浴槽で、その横からは天降川の景色を一望できます。
温冷交互浴は、熱い湯と冷たい水風呂を交互に楽しむ入浴法です。
爽快感があり、湯上り後に体がポカポカするため、地元の方やリピーターに人気のは入り方です。
感じ方には個人差がありますので、無理のない範囲で試してみるのがおすすめです。
温泉ソムリエのおすすめの入り方と体感
日の出温泉きのこの里の湯は、鉄分を多く含む炭酸水素塩泉。この泉質は、肌に優しく洗浄作用を発揮しながら、豊富なミネラルが体を芯から温めてくれる『温まりの湯』の側面も併せ持ちます。さらに、わずかながら炭酸味や金気臭を感じることから、天然のミネラルを体外・体内(飲泉)の両方から吸収できる、まさに『大地の恵み』と言えるでしょう。特にぬる湯は、長湯をしてじっくり成分を肌に浸透させるのにおすすめです。
👇天降川沿いの温泉をもっと楽しみたい方はこちらもどうぞ。
日の出温泉きのこの里宿泊レビュー|喫茶たんぽぽ&1日一組限定宿泊
喫茶「たんぽぽ」|湯上がりに楽しむコーヒーとスイーツ

温泉でリフレッシュした後は、ぜひ受付階にある喫茶「たんぽぽ」へ立ち寄ってみてください。
大きな窓からは、お風呂とはまた違った角度で渓谷美を堪能できます。ここでは、自家焙煎コーヒーや、評判の手作りチーズケーキなど、心温まるメニューが提供されています。川のせせらぎを聞きながらいただくコーヒーセットは、旅の疲れを優しく癒やしてくれる最高のひとときです。

かつてこの場所では、美味しい手打ち蕎麦屋が営業していましたが、現在は喫茶と温泉に特化して営業しています。素朴ながらも温かいサービスは、この土地の人の優しさそのものです。
一日一組限定宿泊施設|我が家の別荘のような滞在体験

日の出温泉きのこの里は、日帰り温泉だけでなく、1日1組限定の素泊まり宿も提供しています。

私が行ったときに、一組の泊まりのお客様が帰るところでした。
ほかに休憩室もあり風呂代込みの600円で、休憩室は何回も出入りができるので1日中いても、良いみたいなので次回利用します!
この宿泊施設は、コンドミニアム形式の離れになっており、広々とした洋風のお部屋には、自炊設備や冷蔵庫、調理器具などが完備されています。まるで自分の別荘に帰ってきたかのように、誰にも邪魔されずにゆったりとした時間を過ごすことができます。
ファミリーやグループでの利用に最適で、夜には薪ストーブの炎を眺めながら、雄大な自然に抱かれて眠りにつくという、非日常的な体験が待っています。周辺の妙見温泉郷の他の温泉と組み合わせた「湯治旅」の拠点としても、非常に人気があります。
霧島観光スポットまとめ|龍馬ゆかりの温泉・嘉例川駅・犬飼滝

日の出温泉きのこの里は、観光の拠点としても便利です。
- 塩浸温泉龍馬公園: 坂本龍馬とお龍(りょう)が新婚旅行で訪れたとされる歴史的な温泉地。日の出温泉も、明治時代に西郷隆盛が訪れた「踊温泉」の流れを汲むとされており、このエリアの歴史の深さを感じることができます。
- 嘉例川駅: 100年以上の歴史を持つ木造駅舎が魅力の無人駅。レトロな雰囲気は観光客に大人気です。
- 犬飼滝: 高さ36m、幅22mの豪快な水の流れを見せる滝。坂本龍馬もこの景観を愛したと言われています。
これらのスポットを巡りながら、最後は日の出温泉きのこの里の名湯で体を癒すというコースがおすすめです。
日の出温泉きのこの里の基本情報(料金・アクセス・駐車場)
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 日の出温泉きのこの里 |
| 所在地 | 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3698 |
| 電話番号 | 0995-77-2255 |
| 営業時間 | 温泉:10:00~20:00 (受付19:30まで) / 喫茶:11:30~16:30 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 入浴料 | 大人 300円、3歳~小学生 150円 |
| 泉質 | ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉 |
| アクセス | 鹿児島空港より車で約10〜15分 |
| 駐車場 | 有り (30台) |
まとめ|300円で楽しめる極上の癒し体験
日の出温泉きのこの里は、300円という信じられないほど手頃な料金で、源泉かけ流しの濃厚な炭酸水素塩泉と、天降川の最高のロケーションを同時に提供してくれる、コストパフォーマンスが極めて高い温泉施設です。
たまに通っていた所に、こんな素朴で魅力のある温泉があったなんて改めて感激しました!道路沿いなので車も停めやすく、私が残念だなと思ったのは食事がないので、もったいないなと思いました。この日も入れ替わり立ち代わりのお客様で凄いなって思いました。次回は平日に来たいと思います。
「美人の湯」として知られる優れた泉質は、肌がツルツルに感じられ、体の芯から温まるような感覚がありました。そして、川のせせらぎ、木々の香り、鳥のさえずりといった自然の音に包まれる時間は、最高の癒やしです。
霧島方面への旅行や出張の際は、ぜひこの名湯を訪れ、その素晴らしさを肌で感じてみてください。
👇きのこの里と同じく、炭酸水素塩泉のやさしい湯を楽しみたい方は、
田島本館 の体験記も参考になります。




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