「温泉に浸かるとお肌がつるつるになる」「体が軽くなった気がする」…そんな体験はありませんか?
実は温泉は“リラックス”だけでなく、泉質や入り方次第で美容にも大きな効果を発揮します。美肌、痩身、アンチエイジング。まるで天然の美容液のような役割を果たしてくれるのです。
この記事では、美容効果を引き出す温泉の入り方を、温泉ソムリエの視点からご紹介します。
美肌の湯で輝く肌に?
美肌に効果が?ある泉質
- 硫黄泉:皮脂や角質を落とし、肌をなめらかに
- 炭酸水素塩泉(重曹泉):皮膚の汚れを落とす“美肌の湯”
- 硫酸塩泉:保湿力が高く、しっとり肌を作る
入り方のポイント
- ぬるめのお湯にじっくり浸かる
毛穴が開いて汚れが落ちやすくなる。 - 洗顔は最後に
温泉成分を含んだ湯で顔を流すと保湿効果アップ。 - 湯上がり後は必ず保湿ケア
温泉成分が浸透しやすいタイミングを逃さない。
体験談
私自身、霧島の硫黄泉に入ったあと、普段より肌のザラつきが取れてつるっとした手触りになったのを実感しました。翌朝の化粧ノリも軽くなり、「温泉は天然のスキンケア」だと改めて思いました。
美肌の湯は「長湯」より「適度に繰り返す」のがポイント。
痩身効果?を狙う温泉の入り方
痩身に向く泉質
- 炭酸泉:血流を促進して代謝アップ
- 塩化物泉:発汗作用が高く、温まりやすい
入り方のポイント
- 半身浴で20分前後
心臓に負担をかけずにじんわり発汗。 - 入浴前にコップ1杯の水を飲む
脱水を防ぎ、代謝もスムーズに。 - 湯上がりにストレッチ
温まった体は筋肉が柔らかく、痩身効果が持続。
体験談
湯之元温泉で30分近く半身浴をしたあと、汗がじんわりと出てきて体が軽くなりました。湯上がりに外を歩いたとき、まるで軽い運動をした後のような爽快感があり、「温泉も立派なエクササイズだな」と実感しました。
「入浴で300kcal消費」なんて言われることも。ウォーキングと同じくらいの運動効果が期待できます。(個人差があるので一概には言えないです)
アンチエイジングに効く?温泉
若さを保つ泉質
- 炭酸泉:血行促進 → 冷えやくすみ対策
- ラジウム泉:ホルモンバランスや免疫力を整える
- 硫黄泉:代謝を助け、肌のターンオーバーを促進
入り方のポイント
- 短時間で繰り返し入る「分割浴」
5〜10分を2〜3回。血行促進しつつ疲れにくい。 - 露天風呂で深呼吸
新鮮な空気と温泉成分を同時に取り込む。 - 就寝1〜2時間前に入浴
成長ホルモンの分泌が促され、細胞修復が進む。
体験談
以前、夜に炭酸泉の露天風呂に入った後、外の風に当たりながら深呼吸してみたら、驚くほどリラックスできました。その夜はぐっすり眠れて、翌朝の目覚めもスッキリ。温泉と睡眠の相乗効果を実感しました。
温泉+睡眠の組み合わせは最高のアンチエイジング法です。
まとめ|温泉は天然の美容液
温泉はただ「気持ちいい」だけでなく、泉質と入り方を意識すれば 美肌・痩身・アンチエイジング の強い味方になります。
- 美肌なら「重曹泉」や「硫酸塩泉」
- 痩身なら「炭酸泉」や「塩化物泉」
- アンチエイジングなら「炭酸泉」や「ラジウム泉」
次に温泉に行くときは、「今日は美容デー!」とテーマを決めて泉質を選んでみてはいかがでしょうか。
きっといつもの温泉が、もっと特別な美容スポットに感じられるはずです。

美肌の湯に入る前に、温泉マナーをチェックしておくと安心です。
※本記事の内容は、筆者が実際に訪れた体験や一般的な泉質の特徴をもとにまとめたものです。
効能や効果の感じ方には個人差があり、医療的な根拠を示すものではありません。
入浴や旅行の際は、ご自身の体調に合わせてお楽しみください。



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