鹿児島県指宿市にある「家族温泉 野の香」は、露天風呂付きの貸切風呂を楽しめる温泉施設です。
温泉ソムリエ資格を持つ筆者が夫と一緒に訪れ、2024年11月に「和の湯」、12月に「響の湯」を利用しました。
この記事では、実際に利用した「和の湯」「響の湯」の内湯・露天風呂の様子や、休憩室、アメニティ、貸出品などを体験をもとに紹介します。
また、施設の案内をもとに、8つの部屋の特徴や料金、予約方法、温泉分析書についてもまとめました。
指宿で、夫婦や家族でゆっくり利用できる貸切温泉を探している方の参考になれば幸いです。
家族温泉野の香レビュー
受付・予約方法
料金や予約方法は変更される場合があります。
私が2024年11月に利用したときは、当日に電話で予約しました。現在は、利用当日の午前9時から電話で予約を受け付けています。完全予約制ではなく、空きがあれば直接来店でも利用できます。希望する部屋や貸出品の利用については、予約時または受付で確認しておくと安心です。
野の香の8つの露天風呂
野の香には、趣の異なる8つの「御湯部屋」があります。
浴槽には、木や石、陶器など、それぞれ異なる素材が使われています。
施設の案内をもとに、特徴を簡単にまとめると次のようになります。

| 部屋 | 浴槽などの特徴 |
|---|---|
| 和の湯 | 山に近く、自然を感じやすい部屋 |
| 里の湯 | 紫雲石を使った露天風呂 |
| 雅の湯 | 地元のヒノキを使った浴槽 |
| 響の湯 | 茶色の信楽焼の浴槽 |
| 艶の湯 | 信楽焼の青っぽい陶器の浴槽 |
| 恵の湯 | 杉を使った樽型の浴槽 |
| 縁の湯 | 阿蘇凝結溶岩石を使った浴槽 |
| 山の湯 | 阿蘇凝結溶岩石を使った浴槽 |
※上記は施設の案内をもとにまとめています。筆者が実際に利用したのは「和の湯」と「響の湯」です。

8室すべてを利用したわけではないため、それぞれの部屋の詳しい使い心地については、ここでは施設案内を中心に紹介します。
初めて利用した『和の湯』

私が初めて利用したのは「和の湯」です。
入口を開けると、可愛らしい花が飾られていました。
こうした小さな飾りを見ると、入浴前から少し気持ちが和みます。
その先には、畳3畳ほどの休憩室がありました。
広い部屋ではありませんが、天井が高いため、私はそれほど圧迫感を感じませんでした。

和の湯は、8室の中でも山に近い位置にあるそうです。
内湯で温まったあと露天風呂に入ると、鳥のさえずりや山肌から降りてくる風を感じました。
窓越しにも緑が見え、静かな環境の中でゆっくり過ごせたことが印象に残っています。
露天風呂の植栽も部屋ごとに違うそうで、和の湯にはオオデマリが植えられています。
施設の方によると、5月ごろに花が咲くそうです。
私が訪れたのは11月だったので花は見られませんでしたが、今度は開花時期にも訪れてみたいと思いました。
浴室の風呂いすと風呂桶には、指宿産のヒノキが使われています。
木の温かみを感じられるところも、野の香らしいところだと思いました。
こうした浴室内の小さなこだわりも、実際に利用してみると気づきやすいポイントです。
2回目の利用で「響の湯」
2024年12月、2回目の利用では「響の湯」を選びました。
茶色の信楽焼を使った丸い浴槽で、和の湯とはまた違った雰囲気でした。
実際に入ってみると、陶器ならではの落ち着いた雰囲気があり、和の湯とは違った楽しみ方ができました。
ただし、浴槽の大きさや使い心地は利用する人数によって感じ方が異なります。
アメニティ・貸し出し品

浴室には、
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
が備え付けられていました。
私はノンシリコンのシャンプーやコンディショナー、ボディソープの香りが好みに合い、入浴後もしばらく残り香を感じました。
これはあくまで私個人の感想です。
ドライヤーについては、受付で部屋の名前が入ったかごを渡してもらい、その中に入っていました。
また、子ども用ラバーマットやベビーバスなどの無料貸出品もあります。
必要な場合は受付で確認してください。
温泉分析書を確認してみました

温泉ソムリエの資格を持つ私は、館内に掲示されていた温泉分析書も確認しました。
2024年11月に撮影した分析書では、野の香の温泉は「等張性」と記載され、メタケイ酸は232.8mgでした。
実際に入浴したときは、私はお湯が肌を包み込むような、しっとりとした湯ざわりに感じました。これはあくまで私自身の入浴時の感想です。
※温泉成分の数値だけで、肌や体への効果を判断することはできず、湯ざわりの感じ方にも個人差があります。

施設の案内では、温泉ソムリエ、温泉入浴指導員、入浴施設衛生管理者などの資格を持つスタッフがいると紹介されていました。
私自身も温泉ソムリエの資格を持っているため、今回は温泉分析書を確認しながら、実際に入浴したときの印象とあわせて紹介しました。
売店で見つけた「おちょこの針山」

受付前には売店があり、私はそこで「おちょこの針山」を見つけました。
お酒を飲むおちょこの中に、綿を包んだカラフルな布を入れた針刺しです。
小さな手作り品のような雰囲気があり、温泉施設の売店でこうしたものを見つけるのも楽しいものですね。
そして、受付の方に伺ったところ、野の香と「古民家で昼ご飯 梅里」は姉妹店とのことでした。
梅里にも、おちょこを使った飾りがあり、共通する雰囲気を感じました。
▶ 姉妹店「梅里」での食事レビューはこちらの記事で紹介しています。
併設のうどん店「ひゃくたま屋」
野の香の敷地内には、セルフサービスのうどん店「ひゃくたま屋」があります。
温泉から歩いてすぐの場所にあるので、入浴後に食事をしたいときにも利用できます。
店内の案内では、店内製麺のうどんと、指宿の鰹節・香川県産いりこを使った出汁と紹介されていました。
うどんのほか、おにぎりやいなり、天ぷらなどもありました。

温泉の受付でうどんを食べに行くことを伝えると、2024年11月の利用時には割引券をいただきました。
現在も同じサービスがあるかどうかは、利用時に受付でご確認ください。
私は肉うどんとおにぎり、夫はかき揚げうどんといなりを選びました。肉の甘みとおにぎりの塩味がよく合い、美味しかったです。
セルフサービスなので、料理ができたら自分で好きな席へ。食べ終わったあとは、食器を返却します。
温泉のあとにお腹が空いていたこともあり、私たちはゆっくり食事を楽しみました。

野の香のアクセス・基本情報
以下は2026年8月に公式サイトで確認した情報をもとにまとめています。営業時間・定休日などは変更になる場合があるため、訪問前に公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。
| 施設名 | 家族温泉 野の香(ののか) |
| 住所 | 鹿児島県指宿市東方834-1 |
| 電話 | 0993-22-4888 |
| 営業時間 | 10:00〜23:00(案内終了22:00) |
| 支払い | クレジットカード・電子決済可 |
| 定休日 | 第1.3.5火曜日/5月第3水曜日 |
| 入浴料金 | 平日(1室1時間)2,000円/土日祝(1室1時間)2,200円/大型連休(1室1時間)2,500円 ※大人4名まで・追加1名550円 |
| 風呂数 | 全8室(檜・岩風呂・石風呂など)すべて完全個室貸切 |
| 駐車場 | 駐車場あり(無料) |
| 食事処 | うどん店「ひゃくたま屋」 |
※延長は平日30分1,000円、土日祝30分1,100円。大型連休は30分延長を受け付けていません。(2026年8月公式サイト確認)
車の場合、私が訪れたときは、
- JR指宿駅から約7分
- JR二月田駅から約5分
- 鹿児島空港から約1時間30分
ほどを目安にしました。
まとめ|和の湯で自然を感じた、指宿の貸切温泉

家族温泉 野の香は、自然に囲まれた環境で、露天風呂付きの貸切温泉を楽しめる施設です。
私が2024年11月に利用した「和の湯」では、内湯で温まったあと露天風呂に入り、鳥のさえずりや山から降りてくる風を感じながら、ゆっくり過ごしました。
2回目に利用した「響の湯」は信楽焼の丸い浴槽で、「和の湯」とはまた違った雰囲気でした。
また、子ども用のラバーマットや赤ちゃん用のベビーバスなどの貸出品が用意されています。ただし、貸出品には数に限りがあり、浴槽の深さも57~60cmと案内されています。
子ども連れで利用する場合は、必要な設備を事前に確認し、入浴中は子どもから目を離さないことが大切です。
温泉ソムリエの資格を持つ私が温泉分析書も確認しましたが、今回もっとも印象に残ったのは、自然を感じながら自分たちのペースで入浴できたことでした。
指宿で貸切温泉を探している方は、候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
▶指宿の家族温泉は、「はなのゆ」体験記でその様子を紹介しています
※※本記事は、2024年11月・12月の筆者の利用体験と、施設で確認した情報をもとに作成しています。料金・営業時間・定休日・設備・予約方法などは変更される場合があります。訪問前に公式サイトまたは施設へ最新情報をご確認ください。


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