【指宿】山川砂むし温泉“砂湯里”レビュー|波音と潮風に包まれる“海辺の癒し時間”

海と地熱の癒し砂むし温泉砂湯里 家族湯・砂むし温泉

「指宿の砂むし温泉」と聞けば、真っ先に「砂楽(さらく)」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、地元の人たちが“本当の穴場”としてすすめるのが、この**山川砂むし温泉“砂湯里(さゆり)”**です。

海辺に面した開放的なロケーション、手作り感のある小屋、そして砂のあたたかみ。
ここには、観光地化された砂むしとは違う、素朴で自然体の癒しがあります。

今回は、温泉ソムリエの筆者が実際に体験した“砂湯里”の魅力を、現地レポートでお届けします。

山川砂むし温泉「砂湯里」とは?

撮影箇所:砂湯里全景
撮影者:運営者
撮影日:2025/9/28
撮影箇所:砂湯里全景 撮影者:運営者:撮影日:2025/9/28

指宿のもう一つの“砂むし温泉”

山川砂むし温泉は、指宿市の南端・山川地区にある天然砂むし温泉施設です。
目の前には錦江湾が広がり、波音と潮風を感じながら蒸される時間は、まさに「自然との一体感」。

「砂湯里(さゆり)」という名前は、“砂”と“温もり(ぬくもり)”を掛け合わせた造語。
その名のとおり、温泉の恵みを肌で感じられる場所として、地元客にも愛されています。

地熱で温まる天然砂むし温泉のしくみ

ここの砂むしは、地中から湧き上がる天然の温泉蒸気によって温められています。
人工的に温度調整をしていないため、気温や潮の状態で温もりが少しずつ変化するのも特徴です。
そのため「今日はちょっとぬるめだね」「海風が気持ちいいね」なんて、訪れるたびに違う表情が楽しめます。

実際に体験!“砂湯里”の砂むし温泉レビュー

受付から砂むし体験まで

施設に着くと、まずは受付で料金を支払います。
タオル・浴衣セットを受け取り、外の階段を下りると、そこは海沿いの砂浜の砂むし場

運営者
運営者

スタッフさんがスコップで手際よく砂をかけてくれます。
じわじわと身体に伝わる温かさ。
数分もすれば、全身が心地よい“温もりの毛布”に包まれたような感覚になります。波の音と潮の香りが交じり合い、心も体も自然とほぐれていく——。目の前に綺麗な開門岳が見えて波の音これが山川砂むし温泉の醍醐味です。

砂むしの後のゆで卵、最高に美味しかったです!

砂むし体験後の温泉入浴と休憩スペース

出典:指宿観光ネット砂湯里のスメ
出典:指宿観光ネット蒸し場(スメ)

約10〜15分ほどで砂むしを終えたら、施設内の温泉で砂を流します。
ここでも源泉かけ流しの天然温泉が楽しめるのがポイント。
※(環境対策のため、砂蒸し風呂を上がったあとは砂を流して風呂に浸かることはできますが、石鹸等を使用した洗身とシャンプーはできません。)

近隣に「ヘルシーランドたまてばこ温泉」体の洗い場があるので、石鹸・シャンプーは可能ですが、現在工事延長に伴い2025年11月26日再開予定

外の露天風呂での眺めは最高です!
自然のパワーを感じたい方は、温泉街の砂蒸しよりロケーション的にこちらが良いと思います。

山川砂むし温泉の魅力ポイント3つ

出典:指宿観光ネット
出典:指宿観光ネット

錦江湾を望む絶景ロケーションと開聞岳ビュー

目の前には錦江湾、遠くには開聞岳。
特に夕方の時間帯は、黄金色に染まる海と空を見ながら砂むしに入れる贅沢な瞬間があります。

混雑を避けて静かに楽しむ砂むし温泉

人気の砂楽に比べて観光客が少ないため、待ち時間がほぼゼロ
スタッフさんとの会話も温かく、まるで“地元の湯”に来たような安心感があります。

地元スタッフとの温かい交流も魅力

地元スタッフの方はとてもフレンドリー。
「今日は潮が引いてるから、砂の温度がちょうどいいよ〜」が、指宿の方言で「今日は潮がひいちょっで、ちょうどよかが~」といった一言が聞けるかもです。温泉のぬくもり以上に心が温かくなります。

アクセス・基本情報

項目内容
名称山川砂むし温泉「砂湯里(さゆり)」
住所鹿児島県指宿市山川福元3339-3
電話番号0993-35-2669
営業時間8:30〜17:00(最終受付17:00)
定休日水曜日(祝日の場合は翌日休)
料金【砂むし】大人(中学生以上):1,100円 小人(小学生以下):600円(浴衣・タオルセット込み)
【浴場】大人(中学生以上):200円 小人(小学生以下):100円
駐車場あり(無料)
泉質塩化物泉(美肌・保温効果)

山川砂むし温泉「砂湯里」周辺の観光スポットは?

まとめ|“素朴”こそ最高の贅沢

山川砂むし温泉「砂湯里」は、
豪華な施設ではないけれど、海と温泉と人のぬくもりが三拍子そろった癒しの場所。

観光地の華やかさより、静けさや素朴さを求める方にこそ訪れてほしい温泉です。
海風と砂のぬくもりが、きっと心の奥までじんわり届くはず。

次の休日、指宿の海辺で“自然に蒸される贅沢”を味わってみませんか?

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