「せっかく指宿に来たし、観光地じゃない地元のごはん処に行ってみたい」
「ほっとできる場所で、おいしくて心あたたまるご飯が食べたい」
そんな旅人や地元グルメ好きの方にぴったりなのが、指宿市の住宅街にひっそりと佇むお店、『よいやんせ』です。
鹿児島弁で「よいやんせ」は「いらっしゃい」。
このあたたかい言葉のとおり、初めて訪れても“ただいま”と言いたくなるような雰囲気と、手間を惜しまない地元料理が味わえる食事処です。
よいやんせってどんなお店?
地元に根づいた家庭的な食事処
「よいやんせ」は、まるで親戚のおうちに招かれたかのような、素朴で落ち着いた雰囲気が魅力。
扉を開けると、まず目に入るのが大きな掘りごたつ式のテーブル。6人ほど座れるこのテーブルは、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
さらに奥には、座敷とテーブルの個室が2部屋。
お子さま連れや少人数の会食、女子旅にも安心の空間です。
名前に込められたおもてなしの心
「よいやんせ」は鹿児島の方言で「ようこそ」の意味。
似た表現に「おじゃったもんせ(いらっしゃい)」もあり、どれも人を迎えるときに使う言葉。
その語感どおり、お店の方の接客はとても気さくで、いつもニコニコ。
まさに“言葉のとおりのおもてなし”がここにありました。
ランチメニュー|おかず9品付きの充実定食!
定食は4種類。どれを選んでもハズレなし

お昼のランチは、すべて税込1,500円で4種類から選べます。
メインの料理に加えて、毎回内容が変わる小鉢が9品もつくという贅沢ぶり!
選べる定食メニュー:
- ハンバーグ定食
- 黒豚の生姜焼き定食
- 鶏の唐揚げ定食
- 紅鮭の塩焼き定食
どの定食にも旬の食材が取り入れられ、家庭的だけど一手間かかったやさしい味わい。
一番のお気に入りは「アイコトマトの甘煮ジュレ」

小鉢の中でも、個人的に感動したのが「アイコトマトの甘煮ジュレ」。
トマトが苦手な人にもすすめたいくらい、ジュレの優しい甘みとトマトの酸味が絶妙なバランス。
思わず「これ、あと3つくらい食べたい!」と口にしてしまったほどの美味しさでした。
食後には嬉しいデザートとコーヒーも
食後には、手作りデザートとコーヒーがセットに。
この日は、しっとりしたミニケーキと香ばしいコーヒーで、最後の一口まで大満足。
テーブルに敷かれた「季節の花柄マット(紙製)」も、毎回変わるという心づかいが素敵で、目でも楽しませてくれます。
女子会やお祝いに|会席コースも柔軟対応!
3,000円から楽しめる!カスタム可能な会席料理
よいやんせでは、会席コース(3,000円〜)も予約可能。
事前予約の際に「お肉がいいですか?お魚がいいですか?」と聞いてくださるので、好みやアレルギーにも柔軟に対応してくれます。
予算に応じて3,500円、4,000円とアップグレードもできるそうです。
女子会の忘年会で利用しました
私たちは、3,000円コースで女子会の忘年会を開催。
定番の9品+メインのお肉料理に加え、デザートは紅茶のシフォンケーキと飲み物がついてボリューム満点!
一品一品が丁寧に盛りつけられ、お祝い感もばっちり。年末のいい締めくくりになりました。
店内に飾られる「さげもん」にも注目!

福岡・柳川由来の伝統装飾
「さげもん」とは、福岡県柳川市の雛祭りで飾られる吊るし飾り。
女の子の健やかな成長を願って、手作りの布細工で動物や花をモチーフにしたものが並びます。
よいやんせで見つけた“癒しの飾り”

↑↑↑↑大きな花3個とうさぎが中央にいます。
店内には、色とりどりの「さげもん」が天井から吊るされており、
お食事の時間をほんのり優しい空気で包み込んでくれます。
それぞれのモチーフには縁起の意味が込められているそうで、見ているだけで心が和みます。
思わず「写真に収めたい!」と思う方も多いのでは?
アクセス・基本情報まとめ
JR指宿駅出口から徒歩約8分で到着します
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | よいやんせ |
所在地 | 鹿児島県指宿市湊2丁目22-17 |
営業時間 | 昼:11:30〜14:00(LO13:30)/夜:予約制 |
定休日 | 不定休(事前確認がおすすめ) |
駐車場 | 店舗前に4台分の駐車スペースあり |
ランチ価格 | 1,500円(小鉢9品+メイン+デザート+コーヒー) |
会席コース | 3,000円〜(要予約・内容相談可能) |
席数 | 掘りごたつテーブル+個室2部屋(座敷・テーブル) |
支払い方法 | 現金のみ |
予約 | 電話での事前予約がおすすめ |
まとめ|「おじゃったもんせ」心にふれる場所
「よいやんせ」という名前どおり、ここには“ようこそ”の想いが詰まっています。
手間ひまかけた定食、柔らかな接客、そして飾られた「さげもん」たち。
どれもが、旅人を迎えるやさしい文化の証。
ランチを食べ終えたあと、思わず「また来よう」とつぶやいてしまうこのお店。
指宿に来たらぜひ、“おじゃったもんせ”(また来てください)の気持ちで、地元のごはんを味わいに訪れてみてくださいね。
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